- エリア 豊後高田市
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ジャンル
- 歴史・神社・仏閣
施設名 天念寺川中不動(てんねんじかわなかふどう)
川中不動とは、天念寺の前を流れる長岩屋川の中にある巨岩に刻まれた不動三尊のことを指さします。
高さ1.7mのコンガラ童子、セイタカ童子を両脇に従えた主尊の不動明王は、高さ約3.7mもありますが、その大きさが実感できるのは橋を渡り対岸から川中に突き出した礼拝所に上がってその姿を仰ぎ見たときです。両目を開き、2本の牙を上に噛み出したその表情は、この地を訪れた人々心に強く焼き付くことでしよう。
古来より川中不動の下を流れる長岩屋川は大雨のたびに氾濫を繰り返し、川に直面していた天念寺に幾度となく被害を与えてきました。川中不動はそんな天念寺の水害除けに刻まれたものと伝えられています。